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君と描き始める未来に

第2章 指輪と混乱と我慢

潤んだ目で見詰めながら


「あっ…さっき2ヶ月…お預けって、言ってから。」


グラリ!!


目眩がしそうになり、爆発しそうな衝動と共に香織に覆い被さる様に力尽きる。


「志信!?どうしたの!」


驚いてる…そうだよね~。


あぁ…たかがこれしきで情けない。


こんなキャラだったけ俺?


「ううん…香織、有り難う。でも、しばらく我慢するよ。」


「え!我慢するの?」


訳が分からないよな。


俺は香織の横に座り、乱れた髪を直してあげながら


「退院したばかりだし、事故の後遺症がまだあるかもしれないから、無理はさせられないよ。」


「でも…。」


こんな事で気を使わせて、悪いよな。


香織の頬を指でなぞりながら


「香織は、気にしなて大丈夫だよ。家事だって、まだ無理しなくていいから。身体が辛い時は、休むんだよ。」


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