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君と描き始める未来に

第2章 指輪と混乱と我慢

香織は、ジッと俺を見詰めて


「うん…分かった。ありがとう志信…でも。」


「ん?でも…。」


触れてた頬を薄く赤らめ


「…どうしても…の時は…私、大丈夫だからね。」


ポソッと言われ、俺は固まった。


うっ…頑張れ理性!


動かない俺に、追い討ちの様に


「志信?本当に…無理しないでいいよ…。」


ズキュンッ!! 


本当に…香織は身体張って、尽くしちゃうんだよな。


だから、きっと凄い無理をしてしまうだろう。


「香織!」


「う、うん!」


君の温かい身体を抱き寄せ


「我慢してるから…誘惑しないで…。やっぱり無理は、させられないから。」


「うん…。」


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