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君と描き始める未来に

第4章 同盟軍

「志信効果で、ウチも売り上げがって~志信の株も上がったら一石二鳥だよね!」


香織は、ピースしてニッコリと笑う。


「休暇中でも売り上げ貢献なんて、香織は営業の才覚もあるんじゃない?」


クスリッと、笑うと


「ないない!本当は、必死だったんだからね~!モテル旦那持つと大変なんだね!」


ぷぅ~と膨れた。


可愛い…頬っぺた潰したいな…。


「モテルかは、さておき書類を忘れたのは、俺が悪かったよ!何かお詫びしますよ~奥様。」


召し使いの様に、お辞儀して


「高級ホテルのレストランとか行きましょうか?」


前に、香織が俺に告白しようと予約する予定が、狂って居酒屋だったしね。


「う~ん…それも魅力的だけど…。」


「だけど?」


「考えとくね!ご飯食べる?」


「うん…。」
「は~い!」


香織は、何か言いたそうだったけど、お茶碗にホカホカのご飯をよそってくれた。

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