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君と描き始める未来に

第4章 同盟軍

「志信を…独り占めだね…私。」


君が罪悪感や不安に思う事は、何一つないんだよ。


寧ろ、もっと甘えて欲しい。


「香織…好きだよ…。」


「志信…。」


君は、小さく震える。


お風呂上がりで温かい身体に、柔い肌。


石鹸の香りに、頭がフンワリしてくる。


「香織…愛してる…。」


そして首筋に、口づける。


「あっ…。」


甘い声に、理性を取っ払って今にもメチャクチャに君を抱きたくなる。


本当は、腕の中に君を抱いてずっと側に居たいんだ。


どう仕様もなく、ふしだらな俺の欲望なんてそんなもの。


こんな俺の事で、不安にさせたくはない…。


君の瞳を見詰めてながら


「香織だけ居てくれれば、他は何も要らないよ…。」


一気に君は、真っ赤になる


「志信…嬉しい…。けど…欲しいのはあるの。」


「ん~なぁに?洋服?アクセサリー?」


頬にキスしながら聞き返す。


「貴方との子ども…。」


ブッチ…と、何かが切れかける。

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