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君と描き始める未来に

第4章 同盟軍

「奥様…素敵な方…グス…だったそうで。今度、是非家具を買わせて頂きますわ。」


「あ…有り難う。妻も喜ぶかと…。」


何だか妙に威圧感を感じるのは気のせいかな?


「お式は、いつ頃ですか?」


声のトーンがやたら低い。


「暖かくなったらと~春先くらいかな!」


「春…そうですか、春ですね…。」


遠い目で、空を見詰めている。
大丈夫かな? 


「ところで小田切~この間からカレンダーに付けてる、この赤バツなんなの~?」


滝島が、話題を変えてきたが、まったく本当に良くチェックしてるよな。


「あぁ~荷物が届くからさぁ。」


「そんな楽しみにしてんだ!何なのさ?」


「ダブルベッド!…あっ。」


待ち遠しさに、俺は解禁日をついウッカリ言ってしまった。


「ぶっ!小田切のスケベ!」


ニヤニヤ笑う滝島に


「ダブ…ダブル…ベベベベベベ…。」


嫌な予感…。


「佐伯さん…?」


「きゃあぁあぁあぁ!」
「わぁっっ!」
「先輩!」


あぁ…今日もまた、一波乱かなぁ~。

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