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君と描き始める未来に

第6章 幸せの誓い

春…結婚式当日

「おめでとう~!!」
「いつまでも仲良くしろよ!」


アチコチから祝福の言葉が降ってきて照れ臭いけど、正直嬉しい。 

俺の隣には、純白のウェディングドレス姿の香織が、終始微笑んでいる。 


オフショルダー、って言ってたかな…鎖骨が見えて、スレンダーラインタイプのドレスが上品に見せる。


立食パーティー形式に、香織がしたいと言ったので、スカートは動き易い形にした。


とにかく綺麗で、つい見とれてしまう。
やっぱり主役は女性だな!


香織は俺の視線が恥ずかしいのか目が合うと真っ赤になる。


見すぎだったかな。


「香織!馬子にも衣装ね!」


「なっ!黎子!今日くらいは、普通に誉めてよ~!」


「ふふん!普通に言ったのよ!」


「もう~!」


香織がぷうっと膨れたのは、学生時代からの親友の北川黎子ちゃん。


何かと香織を叱咤激励してくれる、有難い存在。

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