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君と描き始める未来に

第6章 幸せの誓い

「小田切さん、ご結婚おめでとうございます!」


綺麗にお辞儀をして、祝辞をくれる。


「有難う。本当に黎子ちゃんにはお世話になって。また遊びに来てね!暢くんと!」



そう言うと、黎子ちゃんは少し赤くなった。


「はい。」
「はい…是非!」


その隣には、暢くん本人が立っていた。


背が高く、線が細い美青年…大学院生の新泉暢くん。


美男美女で、絵になるな~。


この二人も付き合いだして、上手くやってるらしい。


「暢くんスーツ似合ってるよ~!素敵だね!」


「有難うございます!」


「香織…そんな格好で腐女子モード発揮しないでよね。」


香織は真っ赤になって、慌てて


「なっ!無いわよ!」


「は~ん!さっきからタキシード姿の小田切さんチラチラ見て、趣味全開じゃない!」


「うっ…いいじゃん…カッコいいんだもん!」


趣味全開?何の事かな?

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