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身代わり妹

第1章 苦悩

「美優、あんたに拒否権はないのよ。

美姫に必要になったら、あんたから臓器やら血液やらを貰うの。

その為にあんたを産んだの。

美優は美姫を生かす為に生まれてきたのよ」



子供の頃から、母に何度となく言われてきた言葉。


あの頃は、それが当然だと思ってた。


それが私の生きる意味だと思ってた。





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