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身代わり妹

第15章 【最終章】幸福

リビングにメロメロな凌太の声が響く。


「秋村優太くんっ」

「はぁい」

小さな手を元気に上げる優太。


「何歳ですか?」

「さんさいですっ」

お〜天才っと凌太は手を叩く。


そして、


「大きくなったら何になりたいですか?」


毎度お馴染みの質問。

優太の答えも毎回同じ。


「パパみたいなおいしゃさんですっ」



「優太ぁ─────っ‼︎ 」

ガバッと勢い良く優太に抱き着く凌太。


「なんて可愛いんだっ、優太ぁっ‼︎ 」

凌太の親バカっぷりは相変わらず……というか、パワーアップしてる⁈


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