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身代わり妹

第17章 【プレゼント】第二章・変化

”美優、ごめんね。お姉ちゃんらしい事してあげなくてごめん。本当は一緒にショッピングに行きたかった。たくさん話をしたかった。仲良くしたかった”


”美優、もしもまた姉妹として生まれる事が出来たらやり直したい。同じ人を好きになるくらい、気の合う姉妹だったのにね”



読み進めるうちに、美優の母親の目からは涙が零れ出す。

優太はそんな母親を心配そうに見つめ、凛は母親の頭を黙って撫でていた。



”美優、散々苦しめてごめん。今までありがとう”


美姫が亡くなる3日前のメールだ。

美姫の最期の言葉に、美優の母親は凛を抱き締め泣き崩れた。


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