
なななのな♪
第62章 12月23日
以下、母から聞いた話ですが。
まず、『じゃあ行くわ』といってドヤ顔で二階から降り立った彼は…
こんな寒いのに、半袖Tに一枚カーディガンを羽織ってただけらしい。
バカだ。本当にバカ。
しかも彼の好きなロックバンドのライブT。
チラリと覗くロゴがいかにダサかったか、お母さんが興奮交じりで説明してくれました。
そしてそんな祐希を、
父母は全力で止め、服を総取っ替え。
『これださい』
『これキモい』
『ズボンぱつぱつ』
『てかあんた太りすぎ』
と段々服じゃなくて祐希自身に向けられた悪口になっていったらしく……(笑)
『ちょっ…えっ…!?オレそんなにぃ!?えっ…』
といつもアッパラパーな彼もさすがにシュンとしていたら、父が静かに一言。
『祐希……お前さ、16年一度も彼女いたことないんだろ?その意味が分かるか?つまりな、お前根本的に間違ってるってそういうことなんだよ』
祐希、
がーーんΣ( ̄□ ̄;)
の瞬間だった。 らしい。(あぁ本当にいればよかった。)
まず、『じゃあ行くわ』といってドヤ顔で二階から降り立った彼は…
こんな寒いのに、半袖Tに一枚カーディガンを羽織ってただけらしい。
バカだ。本当にバカ。
しかも彼の好きなロックバンドのライブT。
チラリと覗くロゴがいかにダサかったか、お母さんが興奮交じりで説明してくれました。
そしてそんな祐希を、
父母は全力で止め、服を総取っ替え。
『これださい』
『これキモい』
『ズボンぱつぱつ』
『てかあんた太りすぎ』
と段々服じゃなくて祐希自身に向けられた悪口になっていったらしく……(笑)
『ちょっ…えっ…!?オレそんなにぃ!?えっ…』
といつもアッパラパーな彼もさすがにシュンとしていたら、父が静かに一言。
『祐希……お前さ、16年一度も彼女いたことないんだろ?その意味が分かるか?つまりな、お前根本的に間違ってるってそういうことなんだよ』
祐希、
がーーんΣ( ̄□ ̄;)
の瞬間だった。 らしい。(あぁ本当にいればよかった。)
