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ただ…愛してる

第2章 顔

目が覚めて
昨日と同じ行動をとる朝

でも
身体が軽い


あーぁ。なんか腹減ったな…


冷蔵庫は…なんもない


スエットの上下を着て
はきなれない
スリッパを履いた


なんか…身体が俺んぢゃないような
軽やか過ぎて
スリッパが前に飛んだ


なにやってんだ…俺
わらっちまう


エレベーターに映る
俺は…最後の夜の様な引き締まった
顔ぢゃなく


口の横を紫色に腫らした
ぐだぐだな俺だった


情けねぇ…

エレベーターに乗り

スーパーへ


携帯が鳴り出した

元彼女だった

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