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ただ…愛してる

第8章 甘く切なすぎる夜に

玄関に見送る時に
はなこさんは、俺に抱きついて


『すきよ…いってきます。』




いってきます?




『ちゃんと帰ってくるから。』



そうゆうことか





『いってらっしゃい。早く帰宅して』




ずっと待ってる
待ちたい




はなこさんは、俺にヘマタイトのパワーストーンのブレスを渡した。




『人質ね』



手を振るはなこさん



閉まる玄関ドア


俺は…切なさで胸が苦しくなる


ベランダへ
はなこさんの車を探した




俺も
連れていってよ…

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