無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

何度もlineした

何度も何度も…


フラレたの?


ベットに寝転がり
はなこさんの匂いを探す



電話がなり

元彼女からランチの誘いだった
一人で居たくないから
外に出た


難波へ
出掛けたら会えると思った。


地下鉄改札口で
待ち合わせをしていた


元彼女がにこやかに
現れた。

昔なら、ワクワクしていたのに
いまは、なんとも冷静でいる



『待たせた?』



待つかよ




『いや。いまきたから。ちょっとお茶だけしない?』




『美味しいランチに先にいきたい！』



うるせーよ




『いや。ちょっとだから…いこう』



あるきだした俺を追う元彼女



ペラペラと少し後ろから話す


俺は…右から左



立ち止まり
店に入る



二階へ上がり


窓辺に据わる



『なんか落ち着いた場所だよね。てゆーかさ。コーヒー苦手なんじゃなかったの？』



スルー



『んで、なんで俺を誘い出す?』



また、罠か




『違うよ…あん時は和人に言われてー』




しるか…




俺の前をはなこさんと男性が
横切り
向かいに据わる



『なんだよ！なんなんだよ！』



俺の知らない
はなこは…男性と真剣に話をして
いた。




元彼女は
ペラペラとはなしている



俺は…はなこを目で追う

笑うはなこ
真剣な顔をするはなこ



立ち上がり



はなこの席へ向かう



『ちょっと…あいと！』元彼女は
焦る





咳払いをしながら
はなこの横にたつ



はなこの腕を掴み
外へ連れ出す



男性は
キョトン



元彼女は…俺の名前を呼ぶ