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ただ…愛してる

第11章 逃がさない

目が覚めた
はなこさんと息子君が
俺を挟んで寝ていた



息子君は、俺の袖口を掴み
はなこさんは
俺の腕を掴んでいた



幸せだよ…な…俺



なんか


すげぇ


暖かい…



悪いけど旦那さん…ずっと出張いってなよ…





息子君は
俺に抱きつき
俺は左手でぎこちなく
撫でた




はなこさんの髪から
花のにおいがした…
寝顔も可愛いんだ…




だめだ。



おれ…離したくない。

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