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ただ…愛してる

第10章 将来

俺の将来について
はなこさんに聞いた。

真剣な顔で
世の中の事を話してきた
ホストで通じても
普通の仕事には、通じない事や
俺の甘さに
怒りだしたり


はなこさん…俺をもらってくれよ
と言いたくなった。



『あいとわぁ…そうだな♪保育士とか
どーなの?子供に人気ありそうだし』


俺は…高卒だけどさ…



『あれ免許いるべ。』



子供が子供みれんのかな



『通信講座あるから、大丈夫だよ』



はなこさんは
俺の知らない俺を引き出してくれる



『あのね、あいとは、痛みを知ってるから…子供に優しく出来ると思うし
それに、なにより(笑)すんごい冷静だし(笑)おっちょこちょいなとこも(笑)
あるけどさ…何となく出来そうな感がするのよ』



はなこさんの適当な判断力に
たまにビックリするけど…



『ん。考えてみる。俺が保育士になったらさ。旦那と離婚してよ』




お茶を吹き出す
はなこさん…汚いよ



テーブルを拭きながら


『そうだね。』と微笑む




よし!




『絶対だからな!』と


俺は
はなこさんに





飛び込んだ





俺達は…もう
離れられなくなる…そんな気がした。

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