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砂漠の月、星の姫~road to East~

第3章 第三夜【砂の蜃気楼】

「さあ、早く、これを持って」
 タリム姫に手を掴まれ、ソニンは夢遊病者のように立ち上がる。姫はその力無い手にしっかりと紙切れを握らせた。
「幸せになるのですよ」

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