『そして僕等は絡み合う』第3章「西垣静湖の場合」　215ページ

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そして僕等は絡み合う

第3章西垣静湖の場合

目の前には…憧れの高橋樹が、宮脇さんに迫り寄っていた。

「な…何で～！高橋さん、ここに居るんですか！」

引っ越し屋と一緒に、高橋樹を見かけた。

実は以前仕事で一緒した時から、ファンになった。

その時私は変装してたから、こないだ宮脇さんと仕事に行く時、握手してもらったけど、私の事なんて覚えてなかった。

でも、気になった人に近付けた瞬間、願望が希望に刷り変わった！

もしかしたら、高橋樹の彼女も夢じゃないかもって！

その矢先に、同じアパートに高橋さんが引っ越して来たんだ！

もうこれは、運命だね！

今世紀最大のビッグウェーブがキタキタ！

興奮の余り、居るか分からないけど宮脇さんを訪ねたら…最初に戻る。