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そして僕等は絡み合う

第4章 人見 聡右の場合

「西垣さん…」


「お疲れ~サンマ~!はいっ!」


「え…これ…」


目の前に出されたのは、西垣さんが舐めてるキャンディと同じものだった。


「何か見本用に余ったんだって~!人見さんにも、特別分けてさしあげてよ~!」


ニカッ!と、笑ってキャンディを渡された。


ドクン…


今度は、胸の奥は熱くなる。


「有難う…ございます…」


「うんうん!苦しゅうない!」


何だろう…その上からキャラは…。


でも、何だか…笑えてしまう。


「…何が食べたいですか?」


約束通り、食事に連れて行こうと聞いたのに…


「やだぁ~人見さん!ニヤニヤして~何考えてんの~!」


「え…ニヤニヤ?」


どうやら本当に、笑ってしまっていたのか…
西垣さんには、ニヤケてると思われてしまった。

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