テキストサイズ

そして僕等は絡み合う

第5章 南野 昴の場合

こう見えても営業成績は中の上くらいでまあまあいけている俺は、このバーベキューパーティーに作戦を立てている。


バーベキューの参加者は何人でもいいが、高橋さんと宮脇さんは出来たら参加して貰いたい。


東さんは宮脇さんを全面的に信頼しているからだ。


俺としては東さんと二人っきりでも構わないが、あの純でウブな東さんは女性が側にいた方がリラックス出来ると思うのだ。


あぁ〜!
なんてナイスアイディアな俺!!


宮脇さんに彼氏がいるみたいだが、俺としては心の師匠、高橋さんを応援したい。


あんな同性から見ても美形で気さくで優しい高橋さんに、惚れない女はいない筈だ!


高橋さんと宮脇さん、俺と東さん…
あわよくば人見さんと西垣さん!


三カップル誕生したら、このアパートは幸せを呼ぶアパートになるではないか!


もしかしたら俺の営業成績にも影響して、トップクラスになれたら東さんにプロポーズだ!


「わはははははぁ〜!」



頭の中でシュミレーションと妄想が、果てしなく広がり出しいく。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ