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僕の初恋。

第4章 先生が…先生だけが…

「襲われんなよ。じゃね」
「大丈夫だよ。バイバイ」

僕たちは一度駅で一緒になり、悠は一回で電車を降りた。
先生の家までは、あともう一駅向こう。

「…あ」

今鞄の中を見直すと家の鍵を持ってないことに気づく。
…まぁ、いっか。

そんな事を思っていたら降りる駅に着き、僕は早々と電車から降りた。

「~♪」

先生の家、いい匂いするんだよな~♪
先生の家のキッチン、使いやすいんだよな~♪
先生の家に行く近道の小さな路地に入り、僕は浮かれていた。

「…っ!!?」

この時までは。

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