僕の初恋。
第8章 僕達、先生が…
「僕達、先生が…大好きなんです!」
「追試も、授業も、先生がいるだけで頑張ろう!って思えるんです!」
「たまにふざけるHRとか、バスケ対決してくれる休み時間とか、俺らがバカ食いしてる時に笑ってくれる給食とか…俺らの学校生活、先生がいないと成り立たないんです!」
…いや…嬉しい事言ってくれるのはいいけど…勘違いしてるよな。コイツら。
「先生!辞めないで!」
やっぱり…
「辞めねぇよ」
「………へ?」
教室からふぬけた声が聞こえた。
「辞めねぇっつってんだよ。誰情報だ、それ。」
「………啓介…から………って、え?辞めねぇの?」
「あぁ、辞めねぇ」
「………」
?……静かになったな…。
カチャン
あ、鍵開いた。