「最高のエロを目指して」 BL短編集
第1章 ヤンデレな新人ホスト「高川 渚」
そして、沈黙の中、僕と加藤さんは準備室へ。
「で、どういうこと?」
加藤さんが、まっすぐ僕をみた。
「その、お客さまに迫られて・・・・」
「迫られたら、 お前は規則をやぶるんだ?」
加藤さんの厳しい言葉。
・・・好きだからこそ、尚更心に傷がつく。
「すいません・・・でした」
僕は、頭を下げた。
すると、次の瞬間、僕の頭は優しく撫でられた。
「分かったならいいよ。・・・ 俺だって、お前のこと信じたいからな」
「加藤さん・・・」
頭を上げると、優しそうな笑顔。
キスしたい。
その笑顔・・・、僕のものにしたい。