
旦那様と甘い日々
第2章 chapter 2
じゅるじゅるっと吸われる度に腰が彼の唇から逃げようと必死に動き出す。が、彼はそれを力強く掴むと固定させたまま更に吸う力を強くした。
「ぁあっ、ら、めぇええっ!」
「っ……ん」
「んぁあっ、あぁあっあん!」
結局、彼が逃がしてくれるわけもなく強く吸い上げられたと同時に私はこの日初めての絶頂を迎え、体を大きく後ろに弓のように反らせた。
ぐったりとベッドの上に落ちた私の体には起き上がる力もなく、まだ腰が痙攣している状態だった。
彼はそんな私に覆い被さると着ていたTシャツの袖で私の愛液まみれの口元を拭うと、力無しに倒れている私を見て喉を鳴らして笑う。
どうしてこんな状態で笑っていられるんだろう。
「思いっきり果てちゃったね、文」
「っ……あの、」
「あ、ゴム無いや。取りに行かないと…」
まだ私たちは避妊を続けている。まだ結婚したばかりで、今はまだ二人の時間を過ごしていたい。でも、子供はいつか欲しいということも本当は考えていたりするのだ。
1度ベッドから離れた彼は戻ってくるとそれを素早く装着し、入り口にあてがうと彼の口元がU字に曲がった。
「朝からイカされ抱かれ、……本当にいやらしいね、文は」
「そ、それは……右京さんがっ」
「あぁ、俺が好きだから?」
「っ…!」
彼は一気に私のことを突き上げるとそのまま腰の動きを今まで以上に激しく振った。彼のものが奥まで当たり、ガンガンとベッドに打ち付けられ、彼の思うがままに鳴かされる。
「はぁっあん、そんなっ、激しっあぁんっ!!」
「っ……流石に、ちょっとキツいかな…」
「ひゃあっあっ!んぁあんっ!」
彼は私の太股を上に押し上げると更に奥まで入ってきた。
