無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「なっ…ここで！？」


「そう、暗いしよく分かんないでしょ」


「そういう問題じゃなくて…」


「あぁでも、静かだから大きい声出したらバレちゃうかもね」


「っ……」



彼は首元に顔を埋めて肌に舌を這わす。
思わず出そうになる声を必死に噛み砕いているとその様子が面白かったのか、今度は胸に手を押し付けた。


そして、服の上からゆっくりと揉み抱くと、



「ふっ…ぁ、駄目っ…」


「駄目って感じてんじゃん。震えてるけど」


「だって、んんっ」



胸を揉まれながら唇を塞がれてしまう。
徐々に激しさを増す手の動きに私の意識は朦朧としてきて、それでも彼がこんなことをしてくる理由を探していた。



「んぁっ…や…ぁ……」


「んっ……」


「ふぁ…ぁ……うきょ……ひゃん…」



彼の胸を力強く押した。
すると案外簡単に離れてくれた彼に私は息を整えて声をかける。



「なんか、怒ってません？」



すると彼はふっと吹き出すように笑った。