
旦那様と甘い日々
第1章 chapter 1
彼の体が私の足の間に入り込んでくる。私は未だ彼に弄ばれるように体を快感に寄せて何度もバウンドさせた。
「文、お願い。一回だけ」
「っ…駄目…」
「駄目って、こんなに感じてるのに?」
「っあ!」
ぐっと力を入れて私の胸の形を歪に変える。耳元で囁かれたその言葉にぞぞぞっと背中にむず痒い快感が這い上がってくる。
駄目なのに……流される……
彼の甘い言葉に、愛撫に、流されていく。
彼は私の首筋にキスを落としながら上の服を脱がしていく。器用に私の腕を通すとそのままベッドの横に落とした。
「右京さん……」と不安から何度も彼の名前を呼ぶ。その度彼は柔く私を抱き締め、耳元に寄せて「大丈夫」と囁いた。
彼は私の体を少し浮かすと簡単にブラのホックを外し上にずらす。もう私の上半身を隠す布は全て無くなってしまった。
と、
「文香……」
「っ……」
「乳首突起してるよ。そんなに気持ちよかったの?」
「あっぁあっ」
彼は人差し指でぷにっと私の胸の頂点を潰す。そのままぐりぐりと中に押し込んだ。
「ひゃぁあっだめぇっ!」
「声大きすぎ。押さえらんない?」
「ふぁっ、ぁあん!」
「可愛い」
ぱくっと片方の頂を口に含まれる。舌で乳首を転がされ、ざらざらとした表面が敏感な地域を刺激する。もう片方の胸は彼の親指と人差し指できゅっと摘まれていて、その度に短い言葉が口から漏れてしまう。
