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旦那様と甘い日々

第1章 chapter 1



足に力が入らない…


そう思っていると何を思ったか、彼は私の膝の裏に腕を回すとそのまま体を持ち上げ、お姫様だっこをした。


「う、右京さん!?」


何してるんですか!、という私の声を無視して彼は足を進める。が、その方向はご飯が待っているリビングではなかった。


彼は私を抱えたまま器用に寝室の扉を開けるとその奥に設置された普段私たちが一緒に寝ているダブルのベッドに私の体を落とした。


嘘でしょ!?、なんて驚愕している暇もなく、彼は私に覆い被さる。


「う、右京さん!ご飯出来てます!」


「先に文のこと食べる」


「っ……、いやいやいやいや!駄目です!せっかく作ったのに……」


「いいから」


彼はそのまま私の口を塞ぐと先程同様舌を絡め出す。必死に抵抗をしながら彼の胸を両手で押しているとその手すら彼に救われ、両手を頭の上に束ねられた。


無防備になった私の胸部にもう片方の手を伸ばすとゆっくりと服の上から胸を揉む。その動きにビクッと反応するとそれを楽しむように彼の手は動いていった。


「ふぁっ…ぁ!」


ぎゅっと摘ままれてしまうと私の抵抗空しく、体から力が抜けていってしまう。



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