お嬢様のえっちな遊び
第2章 怯えた子犬は何を見るか
夜会はまだ続いている
だがエリスは招待してくれたロズウェルト侯爵に非礼を詫び、いささか早いが失礼することにした
侯爵は言及したげだったが、エリスに免じて不問としてくれた
侯爵の屋敷に馬車できていたエリスはひとまずかくまうため案内し、馬車には待機を命じておく
(人を拾うなんて…
私の奇々怪々も相当ね
しかも裸のオトコ)
彼が着れる服はないが
備えの毛布があった
「平気?寒くない?」
「は、はい…
ありがとうございます…」
「アナタ、名前は?」
「………アルフレド、と…」
「そう、アルフ…
私はエリスというの」
拾った動物は人で差し出した毛布にくるまったものの初対面の変な女に対して警戒を解かない
ずっと怯えている
エリスは目を合わせようとしてくれない彼の外見を見る
…さらさらの金の髪
少年とも似つかない成人の体におさなく愛らしさの残る顔立ち
伏せた睫は長く、儚げだが、そこらの貴族より遥かにきれいな男性だ
そんな素材のいいアルフが
なぜ茂みに隠れていたのか………
(何より………)
体には殴打された痕があった
だがエリスは招待してくれたロズウェルト侯爵に非礼を詫び、いささか早いが失礼することにした
侯爵は言及したげだったが、エリスに免じて不問としてくれた
侯爵の屋敷に馬車できていたエリスはひとまずかくまうため案内し、馬車には待機を命じておく
(人を拾うなんて…
私の奇々怪々も相当ね
しかも裸のオトコ)
彼が着れる服はないが
備えの毛布があった
「平気?寒くない?」
「は、はい…
ありがとうございます…」
「アナタ、名前は?」
「………アルフレド、と…」
「そう、アルフ…
私はエリスというの」
拾った動物は人で差し出した毛布にくるまったものの初対面の変な女に対して警戒を解かない
ずっと怯えている
エリスは目を合わせようとしてくれない彼の外見を見る
…さらさらの金の髪
少年とも似つかない成人の体におさなく愛らしさの残る顔立ち
伏せた睫は長く、儚げだが、そこらの貴族より遥かにきれいな男性だ
そんな素材のいいアルフが
なぜ茂みに隠れていたのか………
(何より………)
体には殴打された痕があった