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キャンバスのキミ

第2章 高1の秋

だけど結局私は文化祭には違う絵を出した。


以前描いた秋の風景画。


あの海の絵は、アイツの描いた部分が際立ち過ぎて、私が描いた部分がどうしても納得いかなかったから…



だから、余計に悔しくて。

情けなかった。


アイツのニヤリと笑ったドヤ顔が頭から離れない…


そんな高校一年の秋だった。

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