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キャンバスのキミ

第1章 最悪の夏の日

その時だった。


後ろからすぅ~と手が伸びてきて…


「ちょっといい?」


私の筆を取って、サラサラと色を乗せる。


「考えると分かんなくなるぜ。感じたまま描けば?」


あっけに取られてる私にドヤ顔でニヤリと笑った。


その人は…


私と変わらない歳頃の綺麗な人。


そしてその人は…


あっという間に私の絵を印象的な絵に変えた。



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