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キャンバスのキミ

第9章 曽根君の絵

私は叔父にその雑誌を貰った。


家に帰りジッと曽根君の絵を見ていた。

なんか想像つかないわ…


私とは全くタッチが違う絵だったが、無性に心を惹かれた。

悔しいけれど私にはこんな才能はなかった。


目を閉じると、去年の海辺での曽根君が浮かんだ。


キャンバスに向かい色を載せる真剣な横顔…


もう一度描いて欲しいなあ。


そんな事思いながら、ウトウト眠ってしまった。












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