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キャンバスのキミ

第9章 曽根君の絵

夏休み、私は画材を買いに出かけた。


本格的に描き始めなきゃとようやく腰を上げた。


帰りに公園に寄ると、スケッチブックを顔に被せベンチで寝ている人がいた。


風でパラパラとスケッチブックが開き、中が見えてしまった。


私はそのスケッチブックにウッカリ見とれてしまい、足を止めてしまう。


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