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キャンバスのキミ

第10章 夏休みの部活

曽根君は私が握っているペンティングナイフに、自分の手を乗せキャンバスに色を乗せる。


彼の手のぬくもりが直接感じる。


キャンパスには、色鮮やかにしかし色は荒く浮かび上がる。


彼の横顔があまりにも綺麗でときめく自分がいた。


「どう?」


私はハッとして我に戻った。


「うん、ありがとう…」


「素直だな…」


彼が優しく微笑んだ。


私の心臓はまた忙しくなった。





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