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　明香の思惑を知ってかどうか、柳尚宮は淡々と言った。
「そなたは、張尚宮をどう思う」
　また唐突に思いがけぬ話をふられ、明香は眼をまたたかせる。
「そのような―、私ごときに張尚宮さまの御事について語ることはできません」
　精一杯の応えだった。
　明香の応えは予想していたとおりだったのか、柳尚宮が薄く笑う。