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執事と大人のお勉強

第14章 紳士系執事 〜夏希〜

「今は誰も居ませんし、敬語じゃなくても大丈夫ですよ」



それに、他の生徒たちはみんなタメ口だし…



「分かった!…それにしても、いつ来ても誰もいないね…いや、健康第一だけどさ…」



「はは…まぁ、みんな俺のこと好きじゃないからなー…誰もいないのは当たり前ですよ」



わざわざ嫌いな奴のところに来る人なんていないし…



「ん〜その格好に問題があるんだよ。だから、まずはその丸いメガネ外そっか」



ニコリと笑いながら近づいてくるお嬢様に対し、俺は必死でメガネを抑えていた。

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