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執事と大人のお勉強

第14章 紳士系執事 〜夏希〜

「メガネは俺のアイデンティティーなのでっ…」



と言う俺の意見は完全に無視し、とうとうメガネを外されてしまった。



「うん!ほら、やっぱりこっちの方がかっこいいよ?」



その上、目まで隠れている前髪をくしゃくしゃとされ、見事に俺のアイデンティティーがなくなった…



「ひどいです…お嬢様……これで俺の個性が…」



「ごめんね?でも、わたしは普段の夏希も好きだけど、こっちの夏希も好きだよ?」



〜っもう、ほんと可愛いんだけど…っ



「…俺をその気にさせたの、お嬢様ですからね?」

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