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執事と大人のお勉強

第15章 番外編1 クラスメイト 〜朝陽〜

「えっ、いいの?」



「あぁ」



俺がそう返事をすると、美音は忘れたことを先生に言い、「ありがとっ!」と俺に言ってきた。



「っじゃ…、机くっつけるか……」



「うんっ」



教科書を机と机の間に挟ませたものの、美音には見えなかったらしく、椅子をぴったりとくっつけてきた。



「…ちかっ……」



思わず口に出してしまった言葉に気づいた美音は、こちらを見上げてきて…



「ごめん…近かった?」



と、少し悲しそうな顔をしながら言ってきた。

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