これもお仕事だからしかたないよね..?
第3章 高柳蓮
ドンドンドンドン
激しく部屋のドアが
叩かれる。
ガチャ
蓮「なんだよ」
水「悛!」
悛「え、な、なに!?」
水「こいつに何もされてないか!?」
悛「別に何もされて‥‥」
ふといまだに唇に残っている
感触を思いだす。
キスもしたことが
なかった悛は思い出した
だけで顔が真っ赤になった。
水「蓮!悛に何したんだよ!」
蓮「キス」
水「お前!‥‥はぁ」
水留は深いため息をついた。
水「蓮なら悛に手ぇ出すとは思ったけどこんな早くに、」
悛「手を出す?」
悛には男同士という
考えがないので、
何を話しているのか
いまだに理解が
できなかった。