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普通の日記

第15章 6月8日 ドリーム小説を書きました

「行きなよ、広吉」
「でも」
夕日が川原を赤く染める
広吉は不安な顔を隠そうともしない。
幼なじみだけどこんな顔数回しか見たことがない。弱気な広吉らしくない顔
だから私はもう一度言う。今度は少し強めに
「行けよ広吉!何を迷ってるのさ」
私の身長がもっと高かったら広吉の顔を殴ってたと思う。
私の背じゃ見上げるのも大変な位大きい広吉が今は小さく見えた。

「でも俺が行ったら親父は悲しむ…今まで迷惑しかかけてこなかったから、今日は特別なんだっ」
うつむき、唇を強く噛む、私も分かってる。広吉だって本当は行きたいんだって事位
でも今日は和菓子屋をつぐって約束の初め日
「親父、すげー嬉しそうにしてたんだよ、あの親父がだぜ?」
それは私も知ってる。
「だけど!」

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