テキストサイズ

普通の日記

第15章 6月8日 ドリーム小説を書きました

私は広吉を睨み付ける、
この近辺で恐れられてる広吉だけど私には幼稚園の頃と変わらない様に見える。
広吉の目は不安げにゆれていた。やっぱり行きたいんだ。でもおじさんをうらぎれない
「だって小島君は親友でしょ!今行かなくてどうするの!」
「あいつは俺が行かなくても十分つえーよ」
学ランのズボンに手を突っ込んで向こうの川岸を見てる。
広吉の足元では赤トンボが一匹穂先に止まってる。秋だ。
確かに小島君は強いよ、広吉と対等に喧嘩したんだもん。あんなに穏やかそうなのにね、
でもそれは問題じゃない。小島君が転校してきてまだ4ヶ月だけど、かけがえのない相手だって気付いたんでしょ、
広吉は認めたがらないけど小島君との友情は見てて悔しい位だ。
私が男だったらあそこにいられたのかなって羨む位。
「………」
無言で川岸を見たままの広吉だけど手はきつく握ったままだ

ストーリーメニュー

TOPTOPへ