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無限の流儀

第2章 解禁の1コマ

俺に近付く顔を押さえてキスする

チュッとリップ音が耳を擽る

村「なぁ~・・何してんねん」
渋「こう言うこっちゃ♪」
村「意味分からんてぇ!」

真っ赤な顔で抗議してくる
ムキになる姿が可愛くて笑える

村「すばる~!」
渋「うるさいで!」
村「えっ・・・はい」

頬を撫でると大人しくなった
ほんま素直で可愛い

渋「メンバー内恋愛禁止を解禁しただけ」
村「あ・・なる程な・・ぁぁ~」

納得してちゃんと気付いた
流石はヒナやな!偉いぞ♪

渋「分かったか?」
村「ぉ、お~」

ヒナは照れくさそうにはにかんだ
俺は頬をもう一度撫でて寝る準備をした

渋「少し寝るし、このままおってな」
村「分かってるし、ゆっくり寝ぇや」

ポンポンとあやすように背中をテンポ良く叩く
ヒナの温もりを感じながら眠りについた

遠くてヤスの甲高い声が聞こえたけど

村「し~っ!」

ヒナが俺を起こさないようにそっとヤスを叱ってる
ほんま優しい奴やな
だから好きになったんやろな、俺

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