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無限の流儀

第5章 ヤキモチの1コマ

渋「お前の気持ちがどうか知らんけど・・ヒナは渡さんし!」
横「くれとは言わん。奪うのはアリやろ」
渋「奪えんよ?俺らは互いを必要としてるから」

自信に満ちた顔で俺を見る
分かってるさ・・・いや、分かってた

横「ヒナにはフラれるし、すばるには傷に塩塗られてボロボロやわ」
渋「そらしゃ~ない。俺のもんに手ぇ出すからや」

カラカラ笑う
ほんま男前な奴
悔しいけど、かなわんな

横「諦めんのに時間くれ」
渋「ヒナはやらんけど時間やったらなんぼでもやるで♪」
横「一言多い!」

すばるは笑いながら部屋を出る
俺も席を立ち後を追って出た
部屋の外には大倉がいた

大「横山くん」
横「ごめんな!嫌な思いさせてしまって」
大「俺こそデリカシーなくてごめん」
横「いや、いいねん。お陰でスッキリした」
大「そっか。じゃあ、部屋に戻ろう!」

いつもの笑顔で俺を受け入れてくれる
そんなメンバーに感謝したくなった

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