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誘淫

第6章 欲望

「そこまでにしとけ。ゆか」

「なっ!?」

何の気配もなくいきなり男の声がした

どこから部屋に侵入してきたのか皆目見当もつかない

「え〜だってぇこの人のすごく濃くて美味しいのに〜」

「俺は止めろと言ってるんだが」

口を膨らませて抗議する女の表情が一変した

「す・すいません!!」

なるほどこの男の方がかなり立場が上のようだ

男の一言で女の淫らな表情がクールなそれに変わった

あれだけのスタイルだというのに今は色気を感じない

一体どうなっているのか?

「まぁゆかへのお仕置きは後にするとして…いらっしゃいあなたをお待ちしていました」

「どういうことだ?妻はどうした?」

「その件についてはゆっくりとお話を…ではこちらへどうぞ」

男は奥の部屋のドアを開けた

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