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雪の降る日に

第1章 プロローグ

中学3年生のクリスマス。その日は、人々を祝福するような綺麗な雪が降っていた

ここは、川井塾。伊吹の双子の兄、颯月は学校でも学年トップを誇る優秀さを兼ね備えていた。しかし対して伊吹は、受験前の中間テストで172人中 158位という過去最低の結果をたたき出し、それに慌てた両親が今月から塾に入会させたのである。

「ふんふんふふ〜ん♪」

「すごい機嫌いいけど、何かあったのか?」
鼻歌を歌っていると、幼馴染の天太が話しかけてきた。

「今日クリスマスだろ!だから、塾が終わったら家族で外食に行くんだ!」

別に外食が嬉しいという訳ではなく、伊吹は「家族で」外食する事が嬉しかった

伊吹の両親は父親が医者•母親が弁護士、と普通の家族より少々裕福だった。

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