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雪の降る日に

第1章 プロローグ

先生である絢子が慌てて受話器をとる。
伊吹は何だろうと疑問に思い、先生の近くに寄った。
少しの間話し込んでいたが、いきなり絢子が受話器を落とした。

「先生…?どうし…」

「伊吹くん。今すぐ荷物を持って。」

「え?…なに?」

「早く!!」



♢♢♢

…トラックとの衝突事故だった。犯人は逃亡。
両親は、唯一生き残った颯月を庇うように亡くなっていたという。

その後のことはよく覚えていない。覚えていたのは、真っ赤な雪。それはどこまでも深い 赤 だった……。

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