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ちょっとえっちな短篇集

第10章 魔法少女29歳

「その様子じゃ僕の自己紹介も聞いてなかったみたいだね、
僕は山中、本社から出向に来ている。
長沢さん、早速で悪いけど今日終業後残ってくれるかな、
君と話したいことがあるんだ。」

完璧なスマイル。
身長も高くてスマートで物腰も優雅な男性。

こんな人今まで身近にいなかった。

ううん、
身近にそもそも男性がいなかったんだった。

本社の役職に付いてるんだったら金銭面も問題なしだろうし、
何より私を気に入ってくれているみたい。

おお、これは私にも春が…!

早く結婚して安定した生活が欲しい…

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