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ちょっとえっちな短篇集

第16章 Unstoppable(BL)

彼女は家にいるときでも化粧を欠かさず
むしろケバいくらいで

自分の美貌に必要以上に自信を持っていて
そんなとこが好きだった

どんな自信だってないよかよっぽどマシだろ

何があっても高い下着が似合う身体のラインを崩してたまるかって
そのためにはどんな労力も惜しまなかったのを知ってる

毎晩いっしょに腕立て腹筋ストレッチや一杯つき合ってきたし。
っていうか強制だったけどよ

おかげで一部の狂いも見られない完璧なその体の中に
どうして胎児がいると考えられんだよ?

無理に決まってる

だいたいこいつに家庭なんて言葉が似合わうなんて絶対思えないし
どっちかってっと子供虐待しそうなタイプの猥雑なっていうか

もっと言うと下品な雰囲気のする女だし

似合わない絶対似合わない想像すらできない
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