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ちょっとえっちな短篇集

第10章 魔法少女29歳

チッポ君の能天気な声も今の私にはなんの助けにもならない。
実際言ってるることもろくでもないし。

「触手は魔法少女ものではおなじみだッチ!
チッポ君はもう見慣れてるッチよ!
そう!エロゲーをやっているから!」

こう見えて当年とって26歳ッチからね!
チッポ君童顔ってよく言われるッチ!
なんて力説してるけど。

ああ、突っ込む気も起らない!

「バカめ!エロゲーの触手は知能を持ち合わせていないものが大半だ!だが私は違うぞ!」


「ひっ!あああっ」

ずるずると這いがってきた触手が私の体を締め付ける。

「いい悲鳴だ、もっと聞かせるが良い」

空気を震わせて耳に入る声すら
私にはおぞましかった

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