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ちょっとえっちな短篇集

第10章 魔法少女29歳

んんん????
ちょっと待った!

「あいや待たれい!今吊革と申したなりか?
もしや掴まっているんでありんすか?その短い前足で!」

バカにしたような顔で10センチ未満の前足をやれやれと振られた

「は?何言ってるッチかカオリン、
秋葉原をチッポ君がこの可憐な姿で歩いたら大騒ぎになるッチ。
木を隠すには森の中って言葉知らないッチか?
チッポ君の愛らしさを隠すには郷に入るッチよ、
チッポ君お出かけの時は人間の恰好してるッチよ?」

なんと10年以上一緒にいて初めて知る事実。
しかもかなり大きい事実。

え?本当に知らなかったッチか?
って言われても私が会社にいる間は別行動だし知るわけないじゃない
だから知らない間に私のパソコンに変なのがインストールされてるんだし。

「そう、チッポ君がこの愛らしい姿を見せないように擬態して
総武線に乗っていた時に事件が起こったんだッチ!」

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