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ちょっとえっちな短篇集

第3章 DIVE

「おい、もういいだろ」
「えーそう言うなってー今良いところなのにー」
「わかった、帰るぞ」
「あ、やだちょっと待ってよ」

慌てた様子で指を抜き淳一の前にしゃがみこむ。
ベルトのバックルを外す音、それからファスナーを下げる音の後光が下衣の中に頭をうずめていた。

「なんだー全然じゃんー」

わずかに熱を持つそれに光が口付ける。
音を立てて吸い付き先端の部分を食むように唇を這わす。

「じれってーよ早くしろ」
「えーいいじゃーん余裕もっていこうよー」

へらへらと笑いふざけた様子で軽く舌でくすぐる。

わざと稚拙に施される口淫は刺激としては決定打にかけるが、
彼女が跪いている事実に熱くなる。

軽薄で頭の悪そうな言動を好むがその実はひどく知的で計算高い。

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